就業規則の本当のメリット


みなさん、台風大丈夫でしたか?


私が住む埼玉県は無事だった所、川が氾濫した所など様々でした。

まだ普段の生活に戻れていない方もいると思いますが、少しでも早い復興をお祈りしております。



今日は就業規則について。

最近働き方改革からか、就業規則の受注やお問合せが増えています。

とても良い傾向だと思います。

「就業規則ってなんか面倒なんだよね~」とか

「無くても問題無いよね」とか言われる社長さんもいますが、実は無くてはならないものなんです。


そもそも、就業規則は会社を守る効果がとても大きいんですよね。


多分、面倒と言われているのは、就業規則があっても経営に効果無いでしょ的な発想があるのではないでしょうか。

ちなみに、就業規則は従業員(パート・アルバイト含めて)10人以上の会社は作成、周知する義務があります。

この10人ていうのが、まとめづらくなる人数なんですね。

例えば2~3人位の規模であれば社長と毎日顔を合わせるし、社長が何を考えているかが大体分かります。


あうんの呼吸的な。


ただ、10人位になると社長の想いや考えを知らない人が増えてきます。

なので、会社のルールを明文化して、みんなに知らせておく必要があるんです。

あと、よく問い合わせのある事で会社にルールが無いとアタフタしてしまうケースがあります。

例えば・・・。


〇従業員さんのお父さんが亡くなった。慶弔休暇の日数どうする?

→5日?6日?遠方の場合は?


〇従業員さんが風邪で1日休んだ。

→1日分減給、1万円?それとも月給日割り?その他の方法?


〇従業員さんが退職で10日のみ出勤。

→10日分のお給料の計算は?


〇有給ってあるの?

→何日分あるか?入社後1か月で求められたら?5年在籍の人は?


〇賞与、退職金てあるの?

→あるのであれば在籍何年後?支払時期は?何か月分?業績悪化の場合は?


〇社員がうつ病で休職、いつまで?

→3か月?4か月?休職期間過ぎても治らなかったら?強制退職?



こういった”あるある”な出来事について、事前に会社のルールがあれば経営がスムーズに回ります。


また、従業員さんが会社を信用するようになります。


これが「全部オレがルールブックだ」と社長が言ってしまうと、ブラック企業とかなんとか言われてしまう可能性があります。



そして、よく言われるのが「就業規則があれば裁判で戦える」というものです。

いやいや、ウチはみんな仲良いからトラブルなんて無いよ、という会社も注意が必要です。

例えば定額残業制、ルールが就業規則に明記して無いと無効の可能性があります。

記載が無いばかりに残業代200万円支払いになった・・・なんてザラにあります。。


ペナルティといった減給も、就業規則が無いと違法です。


「遅刻はペナルティで1回あたり1万円だ!」とかヤバいです。


労基署が動く案件になりますし、SNSで情報バラマキなど、労働者は最近色んなカードを持ってますから。



助成金も就業規則が必要なものばかりです。


色んな意味で就業規則は必要なので、まずは動きましょう!


会社を守るためにですよ!


助成金の受給が続いています。

ウチの顧問先で建設関係の会社さんです。

ひとつ目は57万円で、正社員への転換の助成金です。
支給決定通知書(職定20万円、転換57万円)_page-0002
二つ目は研修受講や、健康診断(歯科検診)の助成金です。

支給決定通知書(職定20万円、転換57万円)_page-0001両方とも就業規則にルールを明記する必要があります。

就業規則を整備して、しっかり経営を行って参りましょう


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